【2023年アメリカ貧困率第8位のサウスカロライナ州】住んだら以外と都だった件

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みなさんこんにちはYokoです‼︎




先日YouTubeで【アメリカで最も貧困率が高い州トップ10】と言う動画を見ました。




現在私が住んでいるサウスカロライナ州は第8位。ミシガン州とネバダ州を除き全て南部の州でした。



なぜ貧困率が高い州が南部に集中しているのか?動画の解説と実際住んでいる私が感じる(貧困)をお話ししたいと思います。



■目次■
1.貧困率が南部に集中している原因

2.実際に見た貧困の様子
2-1.道路がボコボコだが直す気ゼロ
2-2.ゴーストタウンのようなモール
2-3.スーツ姿のサラリーマンがいない
2-4.朽ち果てて放置された空き家がある
2-5.ホームレスの人達がそこら中にいる

3.良い点は?
3-1.家賃が安い
3-2.人が親切でフレンドリー
3-3.オシャレにお金を使わないですむ
3-4.治安は比較的安全(※場所による)
3-5.緑が多く自然豊かな場所が多い

最後に。「住めば都」だった





1.貧困率が南部に集中している原因

私が見たのはこの動画です。





サウスカロライナ州は5分40秒あたりで出てきます。


これによると貧困率の高い州はミシガン州とネバダ州以外は見事に南部に集中しているのがわかります。



1.ミシシッピー州
2.ルイジアナ州
3.ウェストバージニア州
4.ニューメキシコ州
5.アラバマ州
6.アーカンソー州
7.ケンタッキー州
8.サウスカロライナ州
9.ネバダ州
10.ミシガン州


画像引用元: Google マップ


多くの経済学者が言うには南北戦争時代に遡り北部の州がインフラとテクノロジーに投資したのに対し



南部の州は引き続き農業に注力し、その結果南部は経済と同様に教育も遅れをとったとのことです。





2.実際に見た貧困

2-1.道路がボコボコだが直す気ゼロ

街のあちこちにこのような大きな穴が開いた道路がありますが行政は全く直す気がなさそうです。



何年も放置されたままで市役所やSCDOT(South Carolina Department Of Transportation)に訴えても治らないそう。



最近ようやく少し大きな通りの道路が舗装されましたが、住宅街の小さな通りは一向に改善される様子がありません。



雨が降れば大きな水たまりができて車が通るたびに水がスプラッシュマウンテンのようにバーン‼︎





2-2.ゴーストタウンのようなモール

至るところに閉店されたまま次のテナントが何年も入らない店舗があります。



ここはかつてスーパー、ドラッグストア、ビデオレンタル店等が入っていました。



今は右端のメキシカンレストラン1件のみ営業しています。





こちらは10年位前Family Dollarでした。
その後入ったテナントはすぐに閉店しその後ずっと空き店舗状態だそうです。






お店が潰れる原因はコロナやネットショッピングの普及によるものも多いと思いますが



同じ州でもグリーンビルのヘイウッドモールは今でも人で賑わっており、州内でも格差を感じます。





2-3.スーツ姿のサラリーマンがいない

移住する前に横浜に住んでいた私はスーツ姿の男性が1人もいないことを最初違和感を感じましたが



アメリカの田舎はこんなものかと思いました。スーツを着て営業や事務職をする人が周りにいないからです(郵便局や銀行は除く)



私の周りの男性の職業はピザ屋、運転手、工場勤務もしくはリモートワークで家で仕事をしているの人がほとんどです。



働く場所も大きな企業は無く、零細企業か飲食店、工場ぐらいしかありません。





2-4.朽ち果てて放置された空き家がある


この写真のような家が多くはありませんがたまに見かけます。



時々ホームレスの人達が住み着いていることがあります。





2-5.ホームレスの人達がそこら中にいる


日本にいた頃はホームレスの人を住宅街で見た事はありますがいたとしても1人でした。



この辺は違います。スリフトショップ(寄付された商品を売り、収益を慈善活動や寄付に充てる形態の店)で働いているので



毎日のようにホームレスの人達や5ドルすら払えない貧しい人達を間近で沢山見ます。



お店の人はホームレスの人達にも何か困った事はない?食べ物は足りている?とフレンドリーに話しかけます。



日本でホームレスの人達と話したことがない私も今では普通に話しかけています。



人にもよりますがホームレスの人達も陽気でよくしゃべり、悲壮感の欠片もない人が多いです。



このワンちゃんは道端でホームレスのおじさんと一緒にいた子。服も着せてもらい目一杯おしゃれしてて可愛い。






3.良い点は?
3-1.家賃が安い

スーパーで買う商品等は以前に比べて値上げしてますが家賃は他の全米の地域に比べ依然として安いです。



1年前の2022年8月の調査によると1ベッドルームの家賃の全米中央値は1486ドルで過去最高を記録しました。
引用元: 日本貿易復興機構(JETRO)



うちの近所の2ベッドルームのトレーラーハウスと隣の土地のみの1ヶ月の家賃は650ドル(約95,300円)です。



この林の向こうの一軒家は3ベッドルームで家賃は1ヶ月850ドル(約124,800円)全米中央値に比べ格安です。



車で45分ほど離れた街の1ベッドルームの家賃は1100ドル(161,500円)なのでこの辺がいかに安いかが分かります。





3-2.人が親切でフレンドリー

アメリカ人は知らない人同士でも立ち話をし始めたりしますが、この辺の人は特に陽気で人懐っこい気がします。



道を歩いていて車とすれ違う時にも片手をあげて挨拶してくれます。



人種差別をされたこともなく(気づいてないだけ?)個人的には日本よりも住みやすいです。



運転免許がない時はよく「いつでも車で送るから言ってね‼」と声をかけていただきました。





3-3.オシャレにお金を使わないですむ

大体どこ行くのにも同じ格好でオシャレに気合いを入れて行く場所はありません。



この辺でよく見かける女性のファッションは冬はトレーナーかフーディー(パーカー)に上着



ボトムはデニムかピチピチのヨガレギンス。夏はトップスがTシャツやキャミソール、タンクトップに変わります。



お店を見ていると若物向けの服でトップは短くへそ出し、ボトムは太めのパンツを合わせる格好が流行っているようですが



年齢に関係なくみんな似たような格好しています。あまり流行を追いかけている感じはしません。





3-4.治安は比較的安全(※場所による)

今のところ外を歩いていたり買い物中や車を運転していて特に危ない目にあった事はありません。



道は歩道の幅が20センチ位しかなく、車が通ると危ないので横の草に避難します。





昼間歩こうと思えば歩けますが、歩いているとホームレスに間違われるので家の前の通りしかあまり歩かなくなりました。



免許取り立てのノロノロ運転ですが後から煽れたり、クラクションを鳴らされたりせず皆黙って追い越して行きます。



そんな平和な街でも「ここはヤバい」と言われる地域は一応あります。



通った事はありますが見るからにド○○グ中毒者やそのディーラーがウロウロしているわけではなく



ただ廃れた家がズラリと並んでいるという印象でした。





3-5.緑が多く自然豊かな場所が多い


青空に浮かぶ鳥の巣。鳥のさえずりは
常に聞こえてきてリスもたくさんいます。



私の家も森の横にあり、木はそこら中に生い茂ってます。車で15分ほど行くと大きな湖もあり、小さな池や小川も多いです。



馬、ミニ豚、ロバをペットとして飼っている人も多く少し車を走らすと馬や牛の牧場もたくさんあります。



池にはアヒルがたくさんいてアヒルに注意の道路標識もあります。



アヒルの家族が道路を横断した時にクラクションを鳴らしても全くどかなかった為、彼は仕事に遅刻したこともあるそうです。





最後に。「住めば都」だった

アメリカ貧困率第8位というありがたくない順位をもらいましたが、だからといって自分自身が特に困った事はなく



移住して約1年と4ヶ月、総合的にはサウスカロライナ暮しに満足しています。



気候は日本で最後に住んでいた横浜より少し暖かい位です。



どこでも実際に住んでみないとどんな所かは分かりません。



自分の住む場所がネット上でイメージがあまり良くなく、マイナーな場所でも



周りの人間関係と気候が良ければそこそこ快適ではないでしょうか



それでは今日はこの辺で!


Yoko




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